環境省が作成している 「災害時におけるペットの救護ガイドライン」 では、災害時に飼い主と一緒に避難所まで避難する 「同行避難」 が推奨されており、同室で過ごせるとは限りません。東日本大震災では、犬のにおいや鳴き声、動物アレルギーがある人への配慮など、ペットと人との避難生活には問題が山積みでした。
東海地方の獣医師会は、被災した場合に互いに獣医師を派遣するなど、被災したペットを守る連携をこの秋から開始しました。
記事によると、愛知、三重、岐阜、静岡の各県獣医師会と名古屋市獣医師会は9月、相互協定を結びました。東海地方で災害があった場合、被災した地域の獣医師会から直接要請を受け、他の地域の獣医師会が被災地に獣医師を派遣。被災地のペットシェルターが足りない場合、ペットの受け入れや保護も行うというもの。
これまでは、日本獣医師会から要請を受け、各獣医師会がそれぞれ被災地を支援していましたが、近隣の獣医師会で連携することで、効果的な活動が期待されています。
10月下旬、岐阜市内で開かれたVMATの講習会。岐阜県獣医師会などが企画し、県内だけでなく、三重県や静岡県の獣医師ら約60人が参加した。
<2018/11/16 朝日新聞DIGITAL>